ビンテージEQは、つまみの位置だけを見ても、どの帯域がどんな形で変わるのか想像しにくいことがあります。Softube Equalizersでは、対応するビンテージEQを読み込んだまま、その機種固有のカーブを確認できます。
つまみを動かし、カーブを見てから音を聴く。耳だけで差を判断できない段階でも、目で変化する場所を絞って聴けます。
カーブを見るとPultec系の癖が分かる
Pultec系のEQは、低域のBoostとAttenを同時に動かしても、単純に相殺されません。Tube-TechのPultec系EQを表示すると、低域に山ができ、その少し上に谷ができる独特な形になります。
「独特な効き方をする」と文章で読むだけでは想像しにくい変化も、この形ならつまみの動きと結びつけて追えます。目で見たカーブの状態を、そのまま音で確かめられるからです。
プリセットを比べると用途ごとの差が見える
Core Vintage Equalizersのプリセットは、完成した音を呼び出すだけのものではありません。「この楽器なら、どの帯域をどのくらい動かすか」をカーブで見る教材にもなります。
Kickのプリセットでは、想像していたよりローを削っています。キックだから低域を残す、と単純には考えない調整です。
一方、Mix BusのカーブはKickよりかなり小さく動きます。同じEQでも、個別の楽器と全体では調整量が違う。その差を、プリセットを切り替えて目で比較できます。
試用して今の耳と用途で決める
カーブが大きく動くPultec系だけでなく、ほとんど動かないEQもあります。Softube EqualizersでChandler Limited Curve Benderを見ると、カーブの変化は本当に小さいです。音だけを聴いても、現状では差をほとんど聞き分けられません。
それでも、カーブを見れば変化があることは確認できます。カーブで変化を見てから音を聴く作業を繰り返せば、耳だけではまだ分からない差にも注意を向けられます。
Softubeのプラグインは試用できるので、評判やセールだけで購入を決めずに済みます。試しても今の耳と用途では必要性が分からないなら、少なくとも今は買わない。そう判断できることも、Equalizersを使って確かめられることの一つです。