ObsidianのBasesを使うと、読書ノートを本の表紙で並べたり、著者や読了日を表にしたりできます。ノートに書いてある情報を使って、Notionのデータベースのような一覧を作れる機能です。
2025年8月にナレッジスタックで紹介した読書ノートでは、表紙を並べる表示と、項目ごとに情報を見る表の表示を使いました。表紙で眺める楽しさと、必要な情報だけを並べられる気軽さがあります。
読んだ本を表紙で並べる
Basesの使い方で、わかりやすいのがこの表示です。
「読んだ本」のノートから表紙の画像を取り出して、本棚のように並べています。小説も漫画も実用書も、表紙がずらっと並ぶだけで楽しい。文字だけの一覧とは違って、見た目を手がかりに本を見つけられます。
このときは、使っていたObsidian Web Clipperを少し改造して、Amazonの書影を取り込めるようにしました。Basesでカード表示にしているのは、この書影です。
必要な項目を表にする
Basesが使うのは、ノートの先頭にあるフロントマターに保存した情報です。著者や出版社、読了日などをプロパティとして記録しておくと、その中から表示する項目を選んだり、好きな項目で並べ替えたりできます。
この画面に並んでいるのは、ノート名、著者、出版社、出版日、読了日の5項目です。
Basesは、Dataviewと比べると直感的に扱いやすい機能です。まったく知識がなくても何でもできる、というほど単純ではありませんが、表示する項目を選ぶような操作はボタンで進められます。
Obsidianでは、ノートごとに使うプロパティを決められます。表に表示する列があるからといって、全部のノートに全部の項目を入力する必要はありません。
最初は細かく記録していても、だんだん面倒になることはあります。そのときには使う項目を減らしてもいい。
空欄はそのままでいい
それでも、表にすると目につきやすくなるのが空欄です。
読了日は入っていても、出版社や出版日が入っていない。こうして空白が並んでいるのを見ると、全部埋めたくなってしまいます。
読んだ本と読了日を見るだけなら、出版社や出版日が抜けていても、その一覧は使えます。空いている項目を埋めるためだけに、過去の本の情報をひとつずつ調べ直す必要はありません。
使う予定のない項目まで揃えるより、そのまま読書の記録を続けるほうが気楽です。
データを揃えることに時間を使いすぎない
表紙を並べると、たくさん本を読んだ感じを味わえます。自分の好きな形に整える作業も楽しい。趣味として作り込むなら、それも楽しみ方のひとつです。
ただ、見栄えがよくなったぶん、情報整理の効率まで上がるわけではありません。データ入力ばかりに時間をかけてしまうと、何のために整理していたのかわからなくなります。
読書ノートなら、表紙で本を探せることや、読了日を一覧できることでも十分に便利です。空欄も含めて使っていける気軽さが、自分にとってのBasesのよさです。
Basesの基本的な仕組みや表示方法は、Obsidianの公式ヘルプにまとまっています。