PARA
PARA を「何の情報か」ではなく「いつ使う情報か」で整理する発想として捉え、実務に落とし込むための入口ノート。
PARA
PARAメソッドは、Tiago Forte氏が提唱するデジタル情報整理のシステムです。その最大の特徴は、情報を「トピック(内容)」ではなく「アクションアビリティ(実行可能性)」に基づいて分類するという点にあります。
多くの整理術が「これは何に関する情報か?」を問うのに対し、PARAは「これはいつ使う情報か?」を問います。この視点の転換こそが、従来のフォルダ分け整理術とは一線を画す、極めて実践的な発明だと言えるでしょう。
PARAは以下の4つのカテゴリーで構成されます:
- Projects(プロジェクト): 明確なゴールと期限を持つ、現在進行中の取り組み。
- Areas(エリア): 期限はないが、継続的に維持すべき責任範囲(健康、財務、趣味など)。
- Resources(リソース): 現在のプロジェクトには直結しないが、将来役に立つかもしれない興味関心事。
- Archives(アーカイブ): 完了したプロジェクトや、活動しなくなったエリア・リソース。
特に秀逸なのが、「プロジェクト」と「エリア」を明確に区別する点です。「いつか終わるもの(プロジェクト)」と「終わりのないもの(エリア)」を混同することが、多くのタスク管理や情報整理を破綻させる原因だからです。
私自身は、Tiago氏の提唱するツールや細かな運用ルールをすべて模倣しているわけではありません。しかし、この「アクションアビリティで分類する」という中心概念は、現代の膨大な情報を扱う上で、非常に強力な羅針盤となっています。
関連資料
- 210402_🗂_プロジェクトとエリアを混同しないPARAメソッド
- PARAメソッドの肝である「完了できるプロジェクト」と「継続するエリア」の違いについて。
- 明確なゴールがあるものをプロジェクトとして定義することの重要性。
- Obsidian上でプロジェクトをどのように管理・表示しているかの実践例。
- プロジェクトの進行において、立ち止まって全体像を確認するための「プロジェクトノート」の役割。
参考記事
- 💎Obsidianで使うノートの分類
- PARAを実装する前に知っておきたいObsidianのノート分類3タイプの整理
- 📢タグをあんまり使わないノート運用
- PARAでフォルダを設計した後に悩むタグ運用の方針が具体的にわかる
- ジョニーデシマルという情報整理法
- PARAと組み合わせられるJohnny Decimal——フォルダの番号設計まで踏み込みたい人へ
関連トピック
PARAでプロジェクトを定義したあとに悩みやすいのが「実際にどう動かすか」という実行フェーズです。以下のトピックと組み合わせるとPARAはより機能します。
- タスク管理 ——PARAでフォルダを整えた後、日々のタスクをどう動かすか。デイリーノートとの連携
- GTD ——PARAはGTDのプロジェクト/エリア概念と構造が近い。違いを理解すると整理の軸が定まる
- Johnny Decimal ——PARAの構造をさらに番号で管理する発展的な情報整理手法