デイリーノートを記録から執筆へつなげる
文章を書こうとしてから材料を集め始めると、白紙の前で「何を書くか」を考えるところから始まります。
デイリーノートには、日々の作業の途中で出てきた考えや、まだ文章になっていないメモが残っています。完成していなくても、後から執筆に使える材料になります。
書くための素材は完成させずに残す
何かを思いついたとき、それが将来の記事に使えるかどうかまで決める必要はありません。
一行の気づき、途中まで書いた説明、作業中に考えたこと。その日のデイリーノートに残しておけば、必要になったときに読み返せます。
この段階では、文章として完成させたり、すべてを個別ノートへ分けたりしません。書きかけのまま残っていても、執筆するときに使うかどうかを後から選べます。
必要になった断片だけを切り出す
書きたいテーマが決まったら、デイリーノートや過去のノートから関係する記録を探します。
そこで何度も使いそうな考えや、一つの主張として扱える断片が見つかったら、個別ノートへ切り出します。すべての記録を整理するのではなく、今の執筆に必要なものから取り出します。
切り出したノートが増えると、同じテーマについて何を考えてきたのかを、日付をまたいで並べて見られるようになります。
ノートを並べて構成を考える
一つの主張ごとに分かれたノートが手元にあれば、執筆は白紙から文章を作るだけの作業ではなくなります。
まず、使いたいノートのタイトルや内容を並べます。順番を変えてみる。似た話をまとめる。間に説明が足りないところを見つける。そうやって構成を作ってから、文章としてつながるように書き足します。
デイリーノートに書いた断片を、そのまま原稿へコピーするわけではありません。日々の記録から使う材料を選び、必要なら小さなノートへ分け、それらを見ながら文章の順序を考えます。
執筆中の試行錯誤も記録に戻す
原稿を書いている途中で、目次を変えたり、説明の順番を迷ったりすることがあります。そのとき考えたことも、デイリーノートに残しておけます。
翌日に続きを書くときは、前回どこで迷い、何を試そうとしていたかを確認できます。過去の似た原稿で残した目次案や構成変更の記録が、別の執筆で使えることもあります。
デイリーノートに書いたすべてが記事になるわけではありません。書きかけの断片を残し、必要になったものを拾い、執筆するときに組み合わせる。完成した文章を書く前の素材を、日々の記録の中に残しておきます。