ObsidianでZettelkasten(ツェッテルカステン)を使うときのノートの管理方法
[!note] 📅 2026年追記:Zettelkastenの実践と進化 この記事のZettelkastenの考え方を発展させた、 独自の知識管理システム「RINKシステム」 や、最新の AIエージェント(Antigravity)を活用したナレッジの自動整理・価値創造 のレポートをKnowledge Stackで毎週公開しています。 → Knowledge...
📅 2026年追記:Zettelkastenの実践と進化この記事のZettelkastenの考え方を発展させた、独自の知識管理システム「RINKシステム」や、最新のAIエージェント(Antigravity)を活用したナレッジの自動整理・価値創造のレポートをKnowledge Stackで毎週公開しています。
jMatsuzakiさんが最近ブログに書いているZettelkastenの記事が大変参考になっています。
Zettelkasten(ツェッテルカステン)に保存する対象は徹底的に絞る jMatsuzaki
Zettelkasten(ツェッテルカステン)で使うノートの種類と構成まとめ jMatsuzaki
これ以前の記事にも参考になる記事はいっぱいあって、何度も見返したりしていたりするんですが、今回はZettelkasten(ツェッテルカステン)で使うノートの種類と構成まとめという記事が大変興味深かったのと同時に、自分がやっている方法と大きく異なっていたので、ここで自分なりのやり方をブログにまとめてみようかと思った次第です。
1つの方法論について「多様なやり方が存在する」というのは大変重要なことだと思うので、どちらが正しいとかそういうことではなく、自分は今こう考えてやっている、という方法。どういう感じで自分の「ナレッジベース」にノートを整理しているか、についてまとめてみたいと思います。(ほとんどObsidianだけで完結する)
前提条件
まずそもそも、ごりゅごの普段のObsidianの使い方はニクラス・ルーマンが作っていたZettelkastenとは異なる部分が多いです。 →🗃️Zettelkastenについてまとめたノート
Zettelkasten的な概念を最初に知ったきっかけは、Obsidianの設定項目に「Zettelkasten prefixer」という項目を見つけたところからですが、その後にいろいろな関連メソッドを多く取り入れています。
「Zettelkasten」を知ってから、応用概念である「Linking Your Thinking」を知り、関連元といえる「Evergreen note」や「デジタルガーデン」という概念なども同時に学びました。その後「How to take smart notes」(日本版『TAKE NOTES!』)を読んで、改めてZettelkastenについて考えたりしましたが、ここまでにいろいろな要素を取り入れて自分なりの真似の仕方をしています。
『「How to take smart notes」』についてはPodcastでも詳しく話しています。→BC014 『How to Take Smart Notes』 - ブックカタリスト
Zettelkastenの理論的背景を学ぶならZettelkastenの考え方を体系的に理解したい方には、原典ともいえるこの1冊がおすすめです。自分もこの本を読んでからノートの取り方が根本的に変わりました。 📚 TAKE NOTES! ―メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる
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こういう感じでいろいろな概念がごっちゃになったミックスタイプだというのを踏まえて、ごりゅごの分類の仕方などをご覧いただければと思います。
ノートの種類と管理方法
Zettelkastenには様々な種類のノートがありますが、私はObsidianの中だけでこれらをすべて管理しています。それぞれのノートをどのように運用しているか、具体的な方法をまとめました。
-
一時メモ(Fleeting Notes)
- 役割: 日々のアイデアや着想を一時的に記録します。
- 管理方法:
- まずはObsidianのデイリーページに書き留めます。
- 翌日、必要だと感じたメモは「単独のノート」として独立させます。
Spaced Repetitionプラグインを使い、定期的に見返します。- 内容が固まったら、レビュー用のタグ (
review) を外します。
- 参考リンク: 💎Spaced Repetitionプラグインで「Ankiっぽい」ノート見直しの仕組みを実現
-
文献ノート(Literature Notes)
- 役割: 本や記事など、外部の情報を自分なりにまとめるためのノートです。
- 管理方法:
- 一時メモと同様に
Spaced Repetitionプラグインで定期的に見返します。 - これらのノートは、資料や用語をまとめる専用のフォルダに保存しています。
- 一時メモと同様に
-
Zettelkasten本体のノート
- パーマネントノート(Permanent Notes)
- 役割: 自分の言葉で恒久的に残す価値のあるアイデアや知識をまとめたノートです。
- 管理方法: メモが十分に育ち、良いノートが書けたと感じたら
#greenタグを付けます。
- ストラクチャーノート(Structure Notes)
- 役割: 複数のノートの繋がりを構造的に示す、目次のような役割のノートです。
- 管理方法:
#strタグを付けます。(structureだと長いので短縮しています)
- インデックスノート(Index Notes)
- 役割: 特定のトピックに関するノートへの入り口となるノートです。
- 管理方法:
#topicタグを付けます。 - 参考リンク: 📋トピックノート, 🌱トピックノートを使ってノートをまとめる
- パーマネントノート(Permanent Notes)
-
プロジェクト管理ノート(Project Notes)
- 役割: 特定の目標達成に向けたタスクや進捗を管理するノートです。
- 管理方法:
- 管理用のノートに
#projectタグを付けます。 Spaced Repetitionプラグインを使い、プロジェクトの進捗を定期的に確認します。- 興味が薄れたプロジェクトは、自然と見返す頻度が下がる仕組みです。
- 管理用のノートに
文献同士、文献からパーマネントノートなどのリンクが作りたいから一ヶ所にまとめる
今回改めて、自分はなんでこれらを全部Obsidianで管理しているんだろう、なんかNotionで文献管理とかカッコよさそうだからやってみたいな、とか思ったりもしたんですが、自分はこれらを全部Obsidian一個で管理している理由があるということに気がつきました。
1つは、Obsidianは「考える」ツールであると同時に、自分にとって「書いて学ぶ」ツールでもあるから。去年1年いろいろな本を読んで、自分が知らない、理解できていないことはそれこそ数えきれないほど無数にあることがわかりました。そして、それを理解するのにObsidianというツールで「書く」のが非常に便利。
そうやって学んでいく過程で、同時に「自分が考えていることもまとめていきたい」と思ったときに、複数の場所でノートを管理するのではなく、一ヶ所で管理した方がメリットは大きそうだと判断しました。
あとは、ノートのリンクをしっかり作っておくと、Obsidianの「関連ノートを見つけるプラグイン」がすごくいい感じに機能してくれる、というのもObsidianで知識管理をしようとしている大きな理由かもしれません。
Obsidianのリンクを元にして関連ノートを見つけ出すプラグイン
なんにしてもこの「リンク式ノート」という概念は、これまでのノートとは違う、すごく新しい脳内整理の仕方で、これからもきっとどんどん新しい方法が生み出されていくのだろうという期待が持てます。
まだまだ自分のやり方も変わっていく可能性は高いんですが、ひとまず「今はこう考えている」という記録として、どんな風にノート構成を作っているのか、というのをまとめてみました。
関連記事
Obsidianでトピックノートを作る アトミックノートの作り方 Obsidianを使って自分が考えたいテーマを見つける Obsidianワークスペースを活用すると様々なモードの切り替えができる
発展:独自のZettelkasten手法「RINKシステム」のご紹介
この記事でご紹介した方法は、私がZettelkastenの考え方を取り入れ、自分なりに実践してきた初期のアイデアをまとめたものです。
その後、これらの考え方をさらに発展させ、ObsidianとDataviewを駆使した、より強力で実践的な手法「RINK(Relational Index of Networked Knowledge)システム」を構築しました。
RINKシステムは、ノート同士の「関係性」から自然に構造を生み出し、知識を育てることを目的とした、私独自のフレームワークです。
- ノートがバラバラにならず、自然と整理されていく
- 最初にカテゴリを決めなくても、後から構造が見えてくる
- Dataviewを使って、ノートの一覧性やつながりを劇的に高める
といった特徴があり、Zettelkastenの考え方をさらに一歩進めたい方に、ぜひ試していただきたいシステムです。
ご興味のある方は、以下のリンクからRINKシステムの全貌をご覧ください。
未来:AIエージェントと共創するノート術
現在、私はZettelkastenやRINKシステムで蓄積した知識を、AIエージェント(Antigravity)と連携させることで、**「自分の代わりに考え、整理し、新たな発見をもたらす」**という一歩先のステージへ進んでいます。
- 自動整理: AIがノート同士の意外なつながりを見つけ出し、バックリンクを構築する。
- 思考の拡張: 私の過去のノートをすべて把握したAIが、執筆中に「この記事とあの記事をつなげると面白いですよ」と提案してくれる。
この「AIと共創するデジタルガーデン」の構築過程や具体的な技術については、Knowledge Stackで詳しく発信しています。
AI時代の知的生産をもっと知るZettelkastenという「静的な知識の蓄積」を、AIによって「動的なインテリジェンス」へと変換する試み。 興味のある方は、ぜひKnowledge Stackを覗いてみてください。